この記事で紹介する「楽天カードでクレカ積立をするメリット」を知れば、効率よく楽天ポイントを貯めながら新NISAで運用ができますよ。
記事後半では、おすすめ楽天カードや設定手順、よくある質問に答えていきます。


FP2級(資格番号第F22321050267号)
新NISAは楽天カードでクレカ積立がおすすめ

引用|楽天カード
新NISAは楽天カードでクレカ積立をすれば、投資しながら楽天ポイントがザクザク貯まります。
楽天カードと相性が良い楽天証券はクレジットカード決済に対応しており、毎月の積立金額に応じて楽天ポイントが付与されます。
いつものカード払いと同じ感覚で投資を始められるので、投資初心者にも手軽に取り組めるのが魅力的。
ポイント還元で「お得」× 非課税運用で「安心」
この2つを同時にかなえたい人には、楽天カードでクレカ積立がおすすめです!
新NISA×楽天証券のクレカ積立5つのメリット
楽天証券で楽天カードを使って新NISAのクレカ積立を行うと、ポイント還元など魅力が満載!
ここでは、新NISA×楽天証券のクレカ積立のメリットを5つ紹介します。
- クレカ決済額に対して楽天ポイントが還元される
- クレカ積立に楽天ポイントが利用できる
- 月内平均保有額に対して楽天ポイントがもらえる
- 楽天キャッシュ併用で月15万円まで積立できる
- 一度設定すれば毎月確実に積立投資ができる
クレカ決済額に対して楽天ポイントが還元される
楽天カードでクレカ積立を行うと、毎月の積立額に対して楽天ポイントが還元されます。
還元率はカードのグレードと投資商品によって変わり、現在は0.5%〜1.0%です。
カード種別 | 還元率 | 月5万円積立時のポイント例 |
---|---|---|
楽天カード(年会費無料) | 0.5% | 250ポイント |
楽天ゴールドカード | 0.75% | 375ポイント |
楽天プレミアムカード | 1.0% | 500ポイント |
クレカ積立は、月額最大10万円まで設定可能。
貯まった楽天ポイントは、楽天市場で1ポイント=1円として使えるため、投資で資産を増やしながら生活費も節約できます。
クレカ積立に楽天ポイントが利用できる
楽天証券には「投信残高ポイントプログラム」があり、月間平均保有額に応じて楽天ポイントが自動付与されます。
対象ファンド | ポイント進呈率(年率) |
---|---|
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 0.017 % |
楽天・S&P500インデックス・ファンド | 0.028 % |
楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド | 0.033 % |
楽天・日経225インデックス・ファンド | 0.053 % |
楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド | 0.050 % |
楽天・SOXインデックス・ファンド | 0.050 % |
たとえば月間平均残高が10万円の場合、年率0.05 %のファンドなら月あたり約4ポイント(10万円 × 0.05 % ÷ 12)が受け取れます。
楽天キャッシュ併用で月15万円まで積立できる
楽天キャッシュは月5万円まで積立に使えるので、楽天カードの10万円に加えて、毎月15万円までキャッシュレス投資ができます。
カード決済分とキャッシュ決済分の双方で楽天ポイントが付与されるため、投資額を増やしながらポイントもより多く獲得できます。
一度設定すれば毎月確実に積立投資ができる
楽天証券のクレカ積立は、一度設定さえ済ませれば、毎月同じ日に自動で買付が行われます。
仕事や家事に追われる日々でも「買い忘れ」や「タイミングを逃す」心配がなく、毎月確実に積立投資ができます。
投資習慣がまだ身についていない、買い付けタイミングが分からない投資初心者にこそ、積立投資はおすすめです。
新NISA×楽天証券のクレカ積立3つのデメリット
楽天証券のクレカ積立はメリットだけでなく注意点もあります。
ここでは、新NISA×楽天証券のクレカ積立のデメリットを3つ紹介します。
- 買付日を選ぶことができない
- 楽天カードで決済できない商品がある
- 楽天カード以外のクレジットカードは使えない
買付日を選ぶことはできない
楽天カードでクレカ積立を設定すると、買付日は「1日・8日・12日」のいずれかに自動で割り当てられます。
任意の買付日を選ぶことはできません。
初めてクレカ積立を設定した日によって、毎月の買付日が決まってしまいます。
初めてクレカ積立を設定した日 | 毎月の買付日(固定) |
---|---|
2021年6月19日以前 | 1日 |
2021年6月20日〜2024年8月24日 | 8日 |
2024年8月25日以降 | 12日 |
いずれも休業日の場合は、翌営業日が買付日となります。
楽天カードで決済できない投資商品がある
楽天証券のクレカ積立は「積立可能な投資信託」に限られており、すべての商品をカード決済できるわけではありません。
クレカ積立設定前に商品ページで「クレジットカード積立対応」の表示を必ず確認しましょう。
楽天カード以外のクレジットカードは利用できない
楽天証券のクレカ積立に使えるカードは、楽天カード株式会社が発行しているカード(提携カード含む)だけです。
楽天銀行発行のデビットカードや、他社発行のVisa・Mastercard・JCBなどのクレジットカードは利用できません。
楽天証券のクレカ積立に使えるカードは、以下の表をご確認ください。
引用|楽天証券_よくあるご質問
新NISAでクレカ積立におすすめの楽天カード3選
楽天証券で新NISAのクレカ積立におすすめな楽天カードを3枚紹介します。
- 楽天カード
- 楽天ゴールドカード
- 楽天プレミアムカード
それでは、1枚づつスペックを確認していきましょう。
項目 | 楽天カード | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード |
---|---|---|---|
年会費 | 0円 | 2,200円 | 11,000円 |
ポイント還元率(代行手数料0.4%未満の投信) | 0.5% | 0.75% | 1.0% |
ポイント還元率(代行手数料0.4%以上の投信) | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
貯まるポイント | 楽天ポイント | 楽天ポイント | 楽天ポイント |
投資信託保有でポイント付与 | ○(初回達成時/対象商品保有時) | ○(初回達成時/対象商品保有時) | ○(初回達成時/対象商品保有時) |
最低積立金額 | 100円 | 100円 | 100円 |
楽天カード
引用|楽天カード
項目 | 楽天カード |
---|---|
年会費 | 0円 |
ポイント還元率(代行手数料0.4%未満の投信) | 0.5% |
ポイント還元率(代行手数料0.4%以上の投信) | 1.0% |
貯まるポイント | 楽天ポイント |
投資信託保有でポイント付与 | ○(初回達成時/対象商品保有時) |
最低積立金額 | 100円 |
楽天カードは年会費無料で持てる、人気の高いクレジットカードです。
楽天証券のクレカ積立に対応しており、月10万円までポイント還元を受けながら投資できます。
ポイント付与率は投資信託の代行手数料に応じて変わりますが、最大1.0%の楽天ポイントが付与されます。
楽天ゴールドカード
引用|楽天ゴールドカード
項目 | 楽天ゴールドカード |
---|---|
年会費 | 2,200円 |
ポイント還元率(代行手数料0.4%未満の投信) | 0.75% |
ポイント還元率(代行手数料0.4%以上の投信) | 1.0% |
貯まるポイント | 楽天ポイント |
投資信託保有でポイント付与 | ○(初回達成時/対象商品保有時) |
最低積立金額 | 100円 |
楽天ゴールドカードは、年会費2,200円(税込)のゴールドランクのクレジットカードです。
新NISAのクレカ積立では通常カードと同様に投信の代行手数料に応じて0.75〜1.0%還元されます。
楽天ゴールドカードは、通常カードより楽天市場でのポイント倍率が高いです。
ネットショッピングをよく利用する人であれば、年会費2,200円(税込)を上回るポイントを回収しやすいでしょう。
楽天プレミアムカード
引用|楽天プレミアムカード
項目 | 楽天プレミアムカード |
---|---|
年会費 | 11,000円 |
ポイント還元率(代行手数料0.4%未満の投信) | 1.0% |
ポイント還元率(代行手数料0.4%以上の投信) | 1.0% |
貯まるポイント | 楽天ポイント |
投資信託保有でポイント付与 | ○(初回達成時/対象商品保有時) |
最低積立金額 | 100円 |
楽天プレミアムカードは、年会費11,000円(税込)の楽天カードの中では 最上位クラスのクレジットカードです。
新NISAのクレカ積立のポイント還元率は1.0%と他カードと同じですが、空港ラウンジ無料・海外旅行保険など豪華特典が充実しています。
国内外の旅行・ネットショッピング・投資まで―― この一枚で全部お得にできるので、年会費以上のリターンはあっという間に回収できるでしょう。
楽天証券でクレカ積立の設定方法
楽天カードを手に入れたら、さっそく楽天証券で新NISAのクレカ積立を始めましょう。
楽天証券でクレカ積立の設定は4ステップを順に進めるだけ。
- STEP1:積み立てたい投資信託を選ぶ
- STEP2:決済方法・ポイント利用を設定
- STEP3:積立金額を設定
- STEP4:目論見書と注文内容を確認し完了
STEP1:積み立てたい投資信託を選択
まずは、楽天証券にログインします。
PCなら画面上部メニューの 「投資信託」→「投信スーパーサーチ」 をクリック、スマホでは左上のハンバーガーメニューから 「投資信託」→「探す・購入」 をタップしてください。
検索窓にファンド名や「インデックス」などのキーワードを入力すると候補が表示され、信託報酬や過去の運用成績も確認できます。
STEP2:決済方法・ポイント利用の設定
ファンドの詳細ページを開いたら、画面下部にある「積立設定」をクリックします。
表示されたポップアップでまず「NISAつみたて投資枠」「NISA成長投資枠」「特定口座/一般口座」のいずれかを選択します。

続いて引き落とし方法に「楽天カードクレジット決済」を指定してください。
あわせて楽天ポイントの利用方法も設定でき、「全額使う」「上限を決めて一部使う」「使わない」から選べます。
STEP3:積立金額の設定
毎月積み立てる金額を設定します。
クレジットカード決済は100円〜10万円まで対応しています。
積立金額はいつでも変更可能です。
分配金コースは「再投資型」か「受け取り型」から指定します。
分配金とは、投資信託の運用によって得られた利益を投資家に配分するお金のことをいいます。分配金の支払いは決算日に決定されます。
「再投資型」を選択した場合、分配金に相当する金額分が追加購入され、「受取型」を選択した場合は、分配金を現金で受け取ります。
引用元:楽天証券公式サイト
STEP4:目論見書・注文内容を確認して完了設定
最後に、投資信託の「目論見書(もくろみしょ)」を確認します。

目論見書は、投資信託の各商品ごとに作成されている説明書とおさえておけばOKです。
内容に同意し、注文情報(ファンド名、積立日、金額、決済方法など)をチェックして「設定完了」をクリックすれば完了です。
楽天証券で新NISAを始めるときのおすすめ設定
楽天証券で新NISAをスタートしたなら、楽天銀行との連携とポイントプログラムの活用は外せません。
口座連携とエントリーを済ませるだけで、金利アップやポイント獲得が自動的にプラスされ、運用効率がぐっと高まります。
- 楽天証券と楽天銀行を連携(マネーブリッジ)
- 楽天銀行のハッピープログラムにエントリー
楽天証券と楽天銀行の連携(マネーブリッジ)
引用|楽天銀行
楽天証券と楽天銀行を連携させる「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金の金利がグッと跳ね上がります。
普通預金金利年0.20%のところ、マネーブリッジを組むだけで最大年0.28%に!
楽天証券と楽天銀行を連携させるだけで、大幅に金利がアップするのでマストで設定しましょう。
楽天銀行のハッピープログラムにエントリー
引用|楽天銀行
楽天銀行には、取引のたびに楽天ポイントが貯まる「ハッピープログラム」という優遇制度があります。
楽天証券で取引を行うとハッピープログラムに件数が加算され、会員ステージがランクアップ。
会員ステージが上がるほど特典が充実します。
- ATM手数料:最大月7回無料
- 他行振込手数料:最大月3回無料
- 楽天ポイント付与倍率:最大3倍
新NISAでクレカ積立に関するよくある質問
新NISAのクレカ積立でよくある質問に答えていきます。
家族カードではクレカ積立の設定はできません。
楽天証券でクレカ積立をするには、本人名義の楽天カードが必要です。
買付日は初めてクレカ積立を設定した日によって「1日・8日・12日」のいずれかに自動で割り当てられます。
iDeCoは国の制度のため、クレジットカード決済には対応していません。
対象外の商品を選んでいる可能性があります。
すべての投資信託がクレカ決済に対応しているわけではありません。
まとめ|新NISAを楽天証券×クレカ積立で賢くスタートしよう
今回の記事では、楽天カードでクレカ積立をするメリットやデメリット、設定手順・おすすめ設定について解説しました。
あらためて、要点をおさらいしておきましょう。
・楽天カード決済で毎月自動買付
・決済額に応じて0.5〜1.0%の楽天ポイント還元
・通常ポイントを投資資金として利用可能
・投信残高ポイントプログラムで保有中もポイント付与
・楽天キャッシュ併用で月15万円まで自動積立が可能
・楽天銀行連携で普通預金金利アップ
・買付日は1日・8日・12日のいずれか任意で選べない
・カード決済できない投資信託もある
・楽天カード以外のクレジットカードは利用不可
楽天証券で新NISA口座を開設し、クレカ積立の設定をしておけば、あとは毎月自動で積立が行われます。
ポイント高還元と新NISAの非課税運用が両立できる「楽天カード×楽天証券」のクレカ積立で資産形成をスタートさせましょう。